和型九寸角石塔の上台に亀腹加工を入れました。

2018年1月27日

こんにちは。本小松石のお墓を、産地の湯河原町にて製作しています、菅井石材の菅井です。

今週はとても寒さの厳しい一週間でしたね。

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山の中にある弊社の工場では、今週はほぼ4度前後でした。

湯河原町は美味しいみかんの育つ温暖な地です。

それでもこの気温...。

 

さて今週も埼玉県の寺院墓地に建てさせていただきます、本小松石製 和型九寸角石塔と外柵の製作に励んでおりました。

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こちらの本小松石 青目特級の石は上台という部材の石として使用します。

上台とは一般的な和型の石塔では竿石の下の石です。

(しかし今回は高級型の石塔ですので竿石の下にスリン(通称ザブトン)が入ります。)

一昨日、この上台用の石の上面に亀腹という加工を入れました。

上の写真は加工を入れる各所に墨付けをし、加工に入るところです。

この墨付けをきちんと丁寧におこなうことが、良い仕上がりにつながります。

 

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余分な部分を取り払い、墨に沿って4面を丁寧に削り込みます。

 

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半日かけ、形造りの完成です。

次にこの加工した面を磨きます。

 

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研磨盤を当てたくないところには養生テープを貼り、保護します。

そして磨き込みの開始です。

とても時間のかかる作業で、紙やすりのように荒い目の番手から仕上げ用の細かい目の番手まで、何枚も研磨盤を交換していきます。

 

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こちらは石が輝き始めた頃です。

ここまで1日半くらいの時間が掛かります。

 

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仕上がりました。光が反射し綺麗に輝いていますね。

 

今週は新たなお客様とのご契約や、千葉県の方からお問い合わせをいただくなど大変嬉しい出来事が重なりました。

来週も厳しい寒さが続きますが、張り切って製作や出張に行ってまいります!

 

有限会社菅井石材
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