藤沢市の共同墓地に本小松石製_尺玉五輪塔(鎌倉型)を建立しました。
2021年 2月 9日
こんにちは。本小松石のお墓を、産地の湯河原町にて製作しています、菅井石材の菅井です。
先日、藤沢市の共同墓地に本小松石製の尺玉五輪塔(鎌倉型)を建立しました。
五輪塔だけでなく、外柵も本小松石(グレー材)を使用した、見ていて飽きない程の落ち着きと重厚感に溢れたとても素敵なお墓が完成しました。
今回もお施主様に大変お喜びいただけましたので、お施主様との出会いから建立までを記事にさせていただきます^^
昨年の夏、藤沢市の大庭台墓園にて本小松石製の洋型墓石の建て込みをしていたその時に、今回のお施主様からお電話にてお問合せをいただきました。
幾つかの石材店さんを回られて、色々とお話を進めてみたものの今一つ心にグッとくるようなものが無く、そんな中で目にした本小松石を検索したところ、弊社に興味を持ってくださったとの事でした^^
有難う御座います!
そのお電話の中で「私も今、藤沢にいます。」とお伝えしたところ「では会いましょう!」という事になり、お問合せのお電話をいただいてから30分後にはお施主様とお会いしておりました。
こちらの防草ネットが張られている場所がお施主様の墓地で1.4m×1.3mのコンパクトでとても使い勝手の良いサイズです。
ご要望をお伺いする中で、本小松石で鎌倉型の五輪塔を建てたいとの事でした。
早速、帰ってから図面とお見積りを製作し、その図面をたたき台にする事でお施主様のイメージはどんどん膨らみ、二度目のお打合せにてご契約をさせていただきました!
こちらがその図面になります。
リアルな完成図をお渡しする事でお施主様に安心していただけました^^
さて使用や内容が詳しく決まったらいよいよ製作開始です!
丁場から原石を工場に運び入れ、まずは切削です。
時間をかけてゆっくり周りを切っていき、柵の状態にします。
こちらは磨きです。紙やすりと同じ様なイメージで荒い番手から細かい番手に上げていきます。
艶を出すところまで来ると、この様になります。
外柵用の石も図面に合わせ刻みます。
こちらは五輪塔の笠石の形造り。反りがカッコ良さの秘訣です!
こちらは玉石。
どの部材もとにかく手をかけ、心を込めに込めて製作しています^^
工場にて完成した五輪塔を重ねてみました!
一通りの部材が完成したらいよいよ墓地での設置作業になります。
弊社は本小松石の製品の製作から現地での設置作業までを弊社のみで行っております。
それにより中間コストを大きく省く事で、墓石の王様といわれる本小松石をお求めやすい価格にてご提供させていただいております。
墓地の土を深く掘り下げ、そこに砕石、木っ端石を敷き詰めランマーで地をしっかりと突き固めます。
この作業を丁寧に丁寧にやる事で強固な地盤となります。
そして型枠、配筋をしてからコンクリートを流し込みます。
中央にコンクリを流していないのは、「土残し」と言いましてこの場所は納骨室の中央部になります。
遠い将来ですが納骨室が骨壺でいっぱいになった時に、この土を掘り起こし、古い仏様から順にお骨を土に戻します。
コンクリートが固まるまで、2週間しっかりと養生期間をとりました。
そして外柵石の設置作業です。
石の一本一本に水平の狂いが無いよう、何度も確認しながら丁寧に据え付けています。
こちらは大きな地震で外柵石がずれてしまわないよう、内側からステンレス製の耐震プレートで固定しています。
外柵、納骨室などの設置が完了したら、いよいよ五輪塔を重ねていきます。
こちらも各部材、水平、垂直、前後左右の位置などをしっかりと確認しながら設置します。
こちらは耐震棒です。五輪塔の一番上の空輪から中台までを一本の鉄製の棒で繋ぎます。
完成しました!!
冒頭にも述べましたが、見ていて飽きない程の落ち着きと重厚感に溢れたとても素敵なお墓となりました。
こちらは背面です。
完成後、ご覧いただいたお施主様からコメントを頂きました。
「家族で拝見しました。皆、素晴らしい!立派!と感激しておりました。外柵石(本小松石グレー材)もピンクがかった色合いでとてもいい感じですね!亡き母も喜んでくれると思います。本当に有難う御座いました!」
お施主様にお喜びいただけたこの瞬間が何より嬉しいです^^
達成感で満たされます。
また今年もたくさんの方々にお喜びいただけるよう、精進いたします。
最後までお読みいただき有難う御座いました!
有限会社菅井石材
―――――――――――――――――――――――――
お電話でのお問合せは、お気軽に
フリーダイヤル 0120-391–485
有)菅井石材 担当:菅井(すがい)
本小松石のお墓の価格 はこちら
お墓の施工例 はこちら
記念碑・石材制作例 こちら
工場のご見学 はこちら
トップページ はこちら です