多磨霊園に本小松石製自然石墓石を建立しました。

2023年9月20日

こんにちは。本小松石のお墓を、産地の湯河原町にて製作しています、菅井石材の菅井です。

先日、多磨霊園に本小松石製の自然石墓石を建立しました。       

自然石の魅力を 存分に活かしたとても雄大で美しい仕上がりとなりました。

この完成した姿をご覧になったお施主様と娘さんは泣いてお喜びになりました。

それほどまでに喜んでいただけた今回の自然石墓石が出来るまでを振り返ってみたいと思います。

ご主人に先立たれてしまったお施主様。

生前ご主人が好きだった自然を取り入れたお墓を建てたいと思い、インターネットで検索をされ弊社の自然石墓石シリーズにとても魅力を感じて、お問合せをいただきました。

早速、現地多磨霊園でお会いし、まだご主人を亡くされた傷の癒えていない中でのお墓造りは、ゆっくり、ゆっくりとお話を進め、完成まで一年をかけました。

先ずはご契約までに造りたいお墓のイメージ、デザインなどを固めていきます。

その中で、「実際に自然石を現地で見てみたい!」という事になり、息子さん、娘さんと3人で真鶴の丁場までお越しになり、実際にその時に決めたのがこちらの石↑になります。

(これが最初の写真の竿石となります。)

今回の場合は、進めながらデザインや仕様を固めていくこととしまして、70%くらいのイメージの状態でご契約を結ばせていただき、その完成までの道のりの中でプランを柔軟に整え完成までもっていくような形となりました。

文字を彫刻しています。

この文字のフォントや文面はデザイナーをされている娘さんが担当しました。

お父さんの為に...。とても素敵ですね^^

こちらは外柵用の石のビシャン仕上げという石を叩いて表情をつける加工の仕上げ作業の様子です。

こちらは台石に竿石を埋め込む為の穴開けが完成した所です。

ここまで埋め込めばかなり丈夫ですね^^

こうして石部材のの一本一本、一つ一つを丁寧に作り上げて、いよいよ現地での設置工事となります。

区画に合わせて床掘りをして、砕石を並べてランマーで突き込み地盤を固めます。

そして配筋をしてコンクリートを流し込み2週間の養生期間を空けます。

設置工事1日目は外柵、それから納骨室の設置までを完了させました。

低い石の方のコーナーにも地震で石が動いてしまう事を防ぐ耐震プレートが入れてあります。

勿論、背の高い方の石の内側にも耐震プレートが入っており、超頑丈!な作りです^^

そしてこの上に台石を設置していきます。

どっしりとした台石と大きな竿石には、頑丈なベタ基礎や外柵の上にも台石がかかるようにして荷重を分散させて、長い年月でも石が傾かないようにしております。

竿石をクレーンで吊り上げて、台石の穴に無事に入れ込みました。

ホッと一安心です。

さあ後は仕上げ仕事です!

前面は石を不規則にパズルのように張りつける「乱張り」です。

アルビノという石をご家族で選ばれました。

仕上がりました!とても素敵ですね。

こうしてお施主様ご家族のお父様への想いが本当に詰まった最高のお墓が完成しました。

背面も美しいですね!

お施主様より

「昨日は大晴天の下、納骨式と開眼供養が無事に行われ安堵しております。早くから来てくださり作業や準備など、遅くまでありがとう御座いました。後世に受け継ぐ素晴らしいお墓は私たちの自慢となりました。感謝の気持ちでいっぱいです。菅井石材様の一層のご繁栄と皆様のご健康をお祈りいたしております。ありがとうございました。」

こちらこそ本当に有難う御座いました。

私もご家族の皆様にこんなに喜んでいただけるお墓を造れました事を、大変嬉しく思います。

皆さま、どうかお元気で。

今後とも宜しくお願いします。

有限会社菅井石材
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