本小松石のお墓に最後にもうひと工夫
2016年5月26日
こんにちは。本小松石のお墓を、産地の湯河原町にて製作しています、菅井石材の菅井です。
昨日、無事に湯河原町の寺院墓地に本小松石製の九寸角石塔と外柵を建てさせていただきました。
そのお墓に最後にもう一つ仕事が残っていまして、本日製作し、完成しました。
こちらの墓地は設計の都合で、どうしても空きスペースが出来てしまいました。
例えばこの空きスペースいっぱいに外柵を作りますと、お墓の入り口が狭くなってしまい少々使いづらくなってしまうのです。
ですから当初からお施主様と相談し、こちらの空きスペースには本小松石の板石を貼る事になっていました。
が、墓地での据え付け作業中に突然思いつき、お施主様にご提案させていただきました。
こちらのお施主様は、湯河原町のサッカー少年団を約40年前に立ち上げた創立者の方です。
私「○○さん、ここに入れる板石にサッカーボールの五角形と六角形の模様を彫ってみませんか?」
お施主様「いいね!それならいっそ、サッカーボールを彫ろう!」
楽しい話はどんどん進んでいき、サッカーボールを彫らせていただく事になりました。
まずは本小松石の板石にサッカーボールを写したゴムシートを貼ります。
最初にボールの縫い目と枠を深めに彫ります。
次に、ボールの白い六角形の部分を軽く浅くブラストします。
ブラストの深さに違いをつける事により、同じ色でも違いがはっきり解ります。
そして最後にボールの黒い五角形の部分のゴムと養生テープを剥がし完成です。
本小松石は磨いた色と磨いてない色とのコントラストの違いがはっきりと出る石ですので、スプレーやペンキで色を着ける必要がないところも、この石の良いところの一つです。
そしてお施主様に見ていただき、大喜びしていただけましたので、お立ち会いのもと据え付けました。
お施主様が一生懸命に尽力された事を、そっと形に残すような素敵なお仕事が出来ました。
そしてこれにて、すべて真鶴産の本小松石の青色系による九寸角石塔と外柵+@の、とても重厚で美しいお墓が完成しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
有限会社菅井石材
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