練馬区の寺院墓地に石塔、外柵ともに本小松石特級を使用したお墓を建立しました。
2019年12月19日
こんにちは。本小松石のお墓を、産地の湯河原町にて製作しています、菅井石材の菅井です。
日に日に寒さが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、練馬区の寺院墓地に石塔、外柵ともに本小松石特級を使用したお墓が完成しました。
高級加工入りの和型九寸角石塔と外柵です。
今回も、お墓を製作させていただく事になったきっかけから、完成までの様子をお伝えしたいと思います。
きっかけは、国産の石を使ってお墓を建てたいと考えておられたお施主様が、今年の6月に弊社のホームページをご覧になり、お問合をいただいた事から始まりました。
そしてお電話やメールでご希望を伺い、練馬区の寺院で初めてお会いさせていただきました。
間口5尺(1.5m) 奥行き(1.8m)の墓地です。
まず初めにこちらからこの墓地に合わせた図面を作成し、それをたたき台としてご希望を伺いながら図面が完成しました。
こちらが完成したカラー図面です。
今どきはかなりリアルですよね^^
竿石の下には上下蓮華付きという、とても豪華なデザインの和型石塔です。
図面が完成し、ご契約を交わしましたら、いよいよ製作となります。
お施主様の希望された完成月は11月でした。
それまでに特級と言われる良い石を揃え、加工しなければなりません。
まずは原石選び…。
希少となった本小松石、特級となる良い石を揃えるのは至難の業です。
丁場で選んだ石を工場へ運び込み、切削を開始します。
写真は石塔の中台という石を切削しています。
特にこの中台を良い石で造るのが、毎回最も苦労しています。
こちらは竿石の頭に香箱という加工を入れています。
磨き上げるとこのように仕上がります。
各部材が完成すると、いよいよ現地での据え付け設置作業です。
まずは頑丈な基礎を造るために、30cmの深さまで床掘りします。
そして砕石を敷き詰めランマで突き固めます。
念入りに何度も突き固める事により、かなり強固な地盤となっております。
そして配筋をし、電気式のミキサーにてコンクリートをその場で練り流し込みました。
ここから2週間の養生期間をおき頑丈な基礎の完成です。
外柵石の据え付け、初めは親柱と言われる門柱のような石を設置し、そこを基準に据え付けていきました。
二本の親柱、とても立派ですね。お施主様のご希望により上角は丸面加工にしております。
親柱の間の敷石には、雨の日のお参りの際に濡れた石に足をかけて滑ってしまう事の無いよう、滑り止め加工を入れております。
こちらは終盤、石塔の上台という石を据え付けるところです。
白い小さな四角いものが見えるかと思いますが、こちらは「免振パッド」です。
これを挟むことで石塔自体を微妙に揺らすことで、倒壊を防ぎ大きな地震からお墓を守ります。
弊社では地震対策の一環として、こちらの免振パッドをサービスとして施工させていただいております。
最後に竿石を重ね完成です。こちらの石の下にも免振パッドが入っております。
標準サイズより少し大きめの香炉です。
上台の返り花、上蓮華もとても綺麗ですね^^
そしてそして…。こちらはお施主様のご希望、アイデアにより墓誌の裏面にお施主様ご夫婦のこれまでを刻みました。
時が経ってもお孫さんやその先の方たちにまで伝わりますように…。
とても素敵ですよね^^
ご家族の皆様のアイデアや想いが沢山詰まった素敵なお墓が完成しました。
「立派だね~素敵だね~^^」とお施主様ご夫婦から何度も言っていただきました。
初めてお施主様とお会いした日、「私は人生がとても楽しかったんだよ。」とにこやかにおっしゃっていました。
これですよね!!本当に見習いたいと思いました!
どうぞこれからも健康に気を付けて、末永くお元気でいてください。
大変お世話になりました。有難う御座いました!
有限会社菅井石材
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