多磨霊園に本小松石製の洋型墓石と外柵のお墓を建立しました。
2020年 5月30日
こんにちは。本小松石のお墓を、産地の湯河原町にて製作しています、菅井石材の菅井です。
今日は天気も良くとても暖かい(熱い?)ですね。
先日、多磨霊園に本小松石製の洋型墓石(青目特級)と外柵(グレー)のお墓を建立しました。
今回もお施主様に大変お喜びいただけるお墓が出来ましたので、お施主様との出会いから工場での製作、多磨霊園墓地での完成までをご紹介致します。
今年の1月、半年ほど前に亡くなられたお父様のお墓を国産の石で造りたいとお考えになったお施主様が、弊社のホームページをご覧になりお問合せのお電話をくださりました。
真鶴や湯河原には幼いころから旅行や釣りなどでよく来られていたそうで、そんな「思い出深い地の石を使ったお墓を建てたい!」と言ってくださり、とても嬉しかったです。
先ずは多磨霊園の墓地の区画番号とお施主様のご希望をお尋ねし、現地を調査、その墓地や周りとのバランスを踏まえたデザインの図面とお見積りを製作しご提案致しました。
こちらが今回の墓地 間口1m 奥行き2m
こちらはお施主様のご要望を伺いながら製作した実際の図面です。
石の角を基調にしたシンプルなデザインのお墓です。
当初は、「国産の石は値段が高い。」と思われていたそうですが、実際に弊社がご提示させていただいたお見積りをご覧になり「外国産の石と値段が変わらない」事に驚かれておりました^^
それは本小松石の産地であり、原石からの加工から墓地での設置作業まで、全ての施工を弊社のみで行う事により出来る価格で御座います。
間に他の業者が入ることにより価格は大きく跳ね上がってしまいます。
そして晴れてご契約となりましてそして、いざ製作に入ります。
先ずはこのお墓のメインとなる洋型墓石の竿石の切削から始まりました。
石に墨入れをし、線に沿って切り込みます。
切削の次は磨きです。
石を磨くこと…。それは簡単と思われるか難しいと思われるかは人それぞれかと思いますが、決して簡単な事ではなく熟練の技術や経験が必要とされます。
こちらは水鉢という部材を製作している所です。
水鉢とは石の両側に花を入れる花筒があり、その間に仏様にお水を差し上げる水入れを施してある石の事です。
こちらの写真は一見、何の写真かわかりづらいかと思いますが^^;
通路となる部材の石に鉄砂を吹き付け、滑り止め加工を施した所です。これにより雨の日のお墓参りでも濡れた石に滑って転んでしまうような事を防げます。
この様に自社工場で一つ一つの部材を丹精込めて作り上げております。
部材が完成しましたら現地、多磨霊園での工事に入ります。
先ずは基礎工事。土を深く掘り下げます。
そこに砕石を敷き詰め、ランマーで突き込み地面を強固にします。
そこに型枠、鉄筋を配置しコンクリートを流し込みます。
10日間の養生期間をあけ、強固な基礎の完成です!
そしていよいよ石の設置作業です。位置や水平に気をつけ据え付けていきます。
一段目の囲い石を設置したら石塔本体の設置です。
こちらの写真は洋型墓石の一番下の石、芝石の後列の石を設置している所です。
台石を設置し、いよいよ竿石の設置です。
台石と竿石の間に白いパッドのようなものが4つ見えるかと思いますが、こちらは免振パッドと申しまして、お墓を大きな地震から守るための耐震対策です。
こちらの施工には他社では15万円くらいかかるとお聞きしましたが、弊社ではこちらを標準サービスとしてご提供しておりお喜びいただいております^^
そして目地のコーキングを仕上げて…。
完成です!
本小松石でしか出せない色の美しさ、白でも黒でもない重厚で落ち着いた味わい、この石の良さが存分に発揮される素敵なお墓となりました。
完成後にご覧になったお施主様からも「良いものを造っていただき本当に有難う御座いました!心より感謝致します!」と嬉しいお言葉を頂きました。
こちらこそ、大変お世話になりました。
これからもお客様のお役に立てるよう精進いたします!
有限会社菅井石材
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有)菅井石材 担当:菅井(すがい)
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